「ホテル ルワンダ」

2011.08.23 10:29|過去の映画ログ
(2006年7月28日)2004年 南アフリカ・イギリス・イタリア(共同制作?)
監督・テリー・ジョージ

1994年のルワンダ(多分、南アフリカにある国)。フツ族とツチ族に分かれた民族紛争が虐殺に発展。100日で100万人の人が殺されるという事態に!国連や米国は助けても旨味のないルワンダを助けようとはせず・・世界に見捨てられた形になったこの国で、1200人もの難民を守り抜いたのは3星ホテルの支配人・ポールだった。

フツとかツチとか言っても同じ顔に見えるんですが・・。何だか話を聞いていると昔の植民地時代に支配者に取り入って生きる事を選んだのをツチ、それ以外の搾取された人々をフツと”呼んだ”らしいんですよね?
元々は同一民族なんではないかと思います。
でもその時に、遺恨が残ったんでしょうね。
結局、支配者のせいなのに同国民同士で殺しあうなんて。悲し過ぎます。

ポールのホテルには虐殺を逃れた行き先のない人々が、次々と逃げ込んで来る。
その内に警備してくれていた国連軍や外国人が逃げ去り、残されたのは弱い難民ばかり。
襲撃してくる民兵に対抗できるのは支配人として培った「話術」のみという状態で、最初は家族を守る事しか考えていなかったポールですが、虐殺者に対して懐柔、買収、脅迫とあらゆる手を使って、ついに難民を守り切るという実話に基づく話しでした。

無造作に面白がって、人を殺そうとする人々が怖かったです。
ここまで残虐になれるのか・・と思うと、暗たんたる気持ちになりました。
敵だから、人間じゃなくて虫けらなんだから、殺しても構わないと隣人に手を下す事に疑問を持たない彼らが怖かったです。
そんなのに囲まれて、逃げる事も出来ず、戦う術も無いなんて何て恐ろしいのでしょう。
そんな中で話術のみで戦い抜いたポールは凄い精神力を持つ、凄い人でした。
途中、ホテルに居る一部の人のみが外国に居る知人の尽力で国外に脱出する事になったのですが(ポールの一家も本社の力で脱出者のリストに載ってました)残される人々は何処にも逃げられない人ばかり。
おそらく矢面に立って守っていたポールが居なくなれば、かれらはアッと云う間に皆殺しにされてしまう。
それでも静かに見送ってくれようとするホテルの人々を「見殺しには出来ない」と、ポールは家族をトラックに乗せて1人、ホテルに残ろうとします。

結局そのトラックもホテル内に居た内通者のせいでフツの民兵に襲われて、危うく殺されかけるんですけど。

このままホテルに居ても殺されるのを待つだけだと判断したポールは、国連軍の隊長の協力の下、トラックで全員脱出を図る・・もう、かなりギリギリ危なかったです・・。
よく助かったものだ・・。
行方不明だった姪2人とも難民キャンプで再会出来たし(義兄さん夫妻はとうとう見つからず・犠牲になったものと思われます)最後は本当にホッとしました。

でも沢山の人が虐殺された訳で・・遣り切れない気分でした。
あ~っ!私こんなの苦手なのに~!!
でも、観るべき映画でしたね。観て良かったです。

気になった所・・国連軍の隊長さんはブッシュ大統領にクリソツだと思うんですが・・どうでしょうか?
それと、本社のフランス人社長がジャン・レノだった!(相変わらず渋くてカッコイイ)

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