時の車輪シリーズ 番外編「新たなる春」(上・下)

2014.11.01 11:40|本の感想など
モイレインラン

10部まで読んだ所で、番外編の「始まりの書 新たなる春」を読みました。
アル=ソア達を村から連れ出した異能者(アエズ・セダーイ)のモイレインと、護衛士ランを主役にしたスピンオフ作品。
モイレインは候補生から異能者に昇格したばかりで、まだ本当に若い頃。
偶然<竜王の再来>の誕生を知ったモイレインと親友のシウアン(後のアミルリン位、現在は失脚)が、再来を探し出そうとする道行きの途中で、モイレインがランと出会って護衛士の絆を結ぶまでの話です。

あの冷静沈着なモイレイン様が、若い頃はすごく悪戯好きで、普通の女の子だったのが驚き。
そしてシウアンとは本当に仲良しだったんだな!と。
2人で、嫌いな先輩のベッドにネズミを入れる計画を立てたり、試験前には特訓をしたり。
貴族の子女だったモイレインはドレスに拘ったり、男の子に興味を示したり本当に普通っぽい。
一方、貧しい漁師の娘だったシウアンは、貧乏性がなかなか抜けなかったりして、それでケンカになったり。
冷徹な異能者になる前の、キャピキャピした2人が新鮮でした。
それとモイレインが背が低いのを気にしていたとは!
2人とも、なんてカワイイのだ!

そしてついに、ランとの出会いが訪れます。
旅先で出会ったモイレインとランの第一印象は最悪だったようで。
初めて会った時、池に投げ込まれた腹いせに、モイレインは術で虫をけしかけたり悪戯し放題。
ランの方は「こんな子供っぽい女が異能者の訳が無い、嘘がばれて酷い目に遭わないといいが」とか思っていた。
それに当時、ランは自分の厄介事を抱えていて、モイレインが敵かもしれないと思ってもいた。
それはモイレインも同じでしたけど。
絆を結ぶようになるまで、お互いが気になったり心配したりする描写があって、ちょっとニヤつきました。
でも、恋愛感情ではないのだよね。

異能者の昇格する時の「3つの誓い」が、実際に圧迫感として体調に影響して来るほどの物だと初めて知りました。
異能者は不老長寿ですけど、これをしなければもっと長生きするそうです。
体に負担がかかるんだなあ。

現在、11部を読み出しています。
地図を見ても地名が分かるようになって来た(笑)。
もうすぐ最終章ですが・・すっきりめでたしめでたしでは終わらないようです。
これを読み終わったら何を読もうかなあ。

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